日本語教育
楽しく日本語を学ぼう!「文」の漢字の意味と使い方とは?
日本に住んでいると、自然と漢字を「読み」「書き」として使用しています。では、普段使用している漢字、外国籍の方から見たらどのように感じているか考えたことはありますでしょうか?この記事では、「文」という漢字にクローズアップをしてご紹介していきます。
「文」という漢字の意味は何でしょうか?「文」はどのような場面で使う漢字なのでしょうか?一説によると、この漢字は人の胸を開いて入れ墨の模様を描く場面から作られたようです。「文」という漢字を使った例文をいくつか見てみましょう。
彼が送ってきた文章は長すぎて理解できなかった。
His 文 sent to me was too long to understand.
私たちは実例文を使って日本語を学習する。
We learn Japanese using an illustrative 文.
「文」が示す、長く書かれると分かりにくく、語学の勉強で役に立つものの意味は何でしょうか?
「文」の漢字の意味
「文」には、文という意味があります。「文」=sentenceと表せそうです。語学学習の時には例文を使うことが多いですよね。
では、この漢字を使った次の2つの例文の意味が分かりますか?
She was too drunk that none of the 文 she wrote in the mail barely made sense.
The 文 he said at the restaurant was so romantic that she fell in love.
「文」にsentenceを当てはめると、2つの文はそれぞれ次のような意味になります。
彼女は酔いすぎていて、メールで意味の通じる文を書けなかった。
彼がレストランで言った文はとてもロマンティックで、彼女は恋に落ちた。
聞けば恋に落ちるようなセリフとはどんな言葉でしょうか?気になりますね。
「文」を使った不思議な熟語
ところで、「文」という漢字を使った言葉は日本語でたくさんあります。たとえば、「文化」という言葉。この漢字は、文化という意味を持ちます。文と文化につながりはあるでしょうか。文が書ける、つまり文字が存在し、情報の伝達が可能になったからこそ文化が生まれたということなのかもしれません。
また、「文学」という言葉。こちらの言葉のほうが漢字の意味をつなげただけで熟語の意味にも納得できそうです。「文学」を「文」と「学」に分けた時、漢字の「学」には学ぶという意味があります。「文」つまり文を学ぶ。文の集合体といえば何でしょうか?勘の鋭い方はここで閃くかもしれません。文が集まってできるものの一つに、小説があります。言葉で表現された作品について学ぶ。つまり「文学」は、文学という意味があります。文化を意味する「文化」や文学を意味する「文学」のように、漢字は他の漢字と組み合わせることで新しい意味が生まれてきます。漢字の熟語に「文」があるときは、文に関連する事象を表現している言葉であることがほとんどです。
今回の記事では、「文」の漢字の意味と使い方をご紹介しました。日本の漢字の独特な表現や使い方に興文を持った方は、 KARUTAサイトでさまざまな漢字の意味や成り立ちを見てみてはいかがでしょうか?