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STEAM教育

ヒューマンアカデミージュニア スペシャル地区イベント レポート

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ヒューマンアカデミージュニア主催の「Human Academy ロボット教室スペシャル地区イベント」が新潟で開催されました。

このイベントに出場したのは、新潟県内にあるヒューマンアカデミーロボット教室に通うお子さまたちです。
出場カテゴリは2種類。アイデアロボット発表会とチャレンジレースです。

日ごろの成果として、それぞれのアイデアや技術を盛り込んだロボットが登場しました。

アイディア.jpg

アイデアロボット発表会では、ロボット作りの発想力や技術力だけではなく、プレゼン能力も必要になります。自分のアイデアを、大きな会場で大勢の大人が見守る中で、いかに自信をもってアピールできるか。子どもにとっては、たいへんな大舞台。大人が想像もできない緊張感を感じるに違いありません。日頃の学習成果とともに事前の準備がとても重要です。

レース中のロボット2.jpg

チャレンジレースでは、ロボットがより正確にゴールまで到着できるか、自作のロボットで一人一人が挑戦します。コースの途中には障害物が一杯。センサーのつけ方、ロボットの形、左右のバランスなど、ちょっとした工夫で、障害物をクリアしながら100点となるゴールを目指します。

 

それでは、まずは、当日の会場の様子からレポートを開始します。
出場したお子さまは、アイデアロボット発表会とチャレンジレースあわせて32名
教室の先生や親御様、更に一般観覧の方(教室に通っていない方)で、130名以上のご来場となりました。 

ロボット作品2.jpg

入口練習中2.jpg

 

出場する子どもたちは、ロボット準備をはじめるなど、なごやかな様子

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いよロボットが登場。まずは、チャレンジレースからスタート
2メートルあるコースには、10個の障害物と凹凸があり・・・。よけて進むのか?蹴散らして進むのか?乗り越えて進むのか?それぞれのロボットの形や機能が鍵となります。

レースの得点2.jpg


 

コースには、10から100までの数字が設定されています。                        
走行を開始してから、通過したエリアの数字が、得点になります。ゴールできたら100点です。

 

 

 レース前は、一人一人が、技術と工夫を凝らしたオリジナルロボットを片手に走行前のチェックを入念に行います。
本レースを前に最後の確認。ここで不具合がわかり、急いで再調整が必要になる場合も。焦らずにもう1度、ロボットのどこにバグがあるのか?本番前に修正をしていきます。

HAR_0233.jpg

チャレンジレースに出場するロボットは、走行前のチェックや調整が重要
何度も練習走行をして、パーツの付け方やバランスなどを整えていました。そして、いよいよ本番です。会場全体が注目する中、スタート位置にロボットをセットし、ゴールに向けて走らせます。

レースロボット設置2.jpg

スタートラインに、慎重にロボットを設置。
「うまく走るかな?」とドキドキしながら走行開始始・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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障害物にのりあげ2.jpg

平らな道は順調に進みますが、障害物にぶつかると、止まってしまうロボットも。それでも動き続けようとするロボットに出場者とともに会場全体から応援の声がとびます。そうすると、そこからまた進み出し、ゴールにたどり着いたロボットもありました。

レース本番100点2.jpg

障害物を乗り越えて、ゴール(100点)するロボットが次々と・・・。100点は、13名でした。

ロボットの走行が終わると、参加認定証として一人一人表彰しました。

近藤 有さん 100点                        大橋 美聡さん 100点

レース本番100点表彰5近藤有君.jpgレース本番100点表彰大橋美聡ちゃん.jpg   ・..................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・                       

 

次に「はじめてのロボット体験」と題して、一般(生徒さん以外)のお子さまがロボット体験!ロボットに触れるいいチャンスです。そうはいっても、全くロボット作りをしたことがないお子さまの参加は、なかなか壁が高いのでは?と心配しましたが、その場で飛び入り参加がぞくぞくと入り、14名のお子さまがチャレンジしました。

飛び入り参加.jpg

 

まずは、はじめてさわるロボットを手に取って、「ブロックをたくさん使っているんだね!」「この線は何?」「思っていたよりも軽いよ!」と興味津々。スタートラインに設置して、スイッチをいれると、動き出しました。

ロボット体験2.jpgロボット体験3.jpg

ロボット体験表彰3.jpgロボット体験表彰2.jpg 

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 ここで大会を支えたスタッフにインタビューをしてみました。ヒューマンアカデミー商品企画室 大瀧 雄一郎さんは、大会の企画、多々ある準備、会場設営から当日の司会まで、この大会を進めたスタッフの一人です

大瀧さん.jpg
                                    

Q:大会中に思わぬハプニングがありましたか?その時にどんな対応をされましたか?

A:はい、レースの途中で、ロボットが障害物に阻まれ進まなくなってしまいまして。ロボット自体は動いていたので、何とか障害物から抜けられないかと、会場全体が見守っている状態でした。ロボットを作った子どもは、コースの横で、今にも泣きそうな顔をしていましたが、しばらくそのまま待っていたところ、ロボットの力で障害物を押し超えてまた動き出し、ゴールまでたどり着くことができました。会場全体で割れんばかりの大きな拍手がなり、ホント嬉しかった瞬間でした。

障害物2.jpg


Q:大会までの準備について、時系列で教えて下さい。その中で特に苦労したこと、達成感を感じたことなどお聞かせ下さい。

A:まずは、大会が決定したのが2月でした。あまり時間がない中で、急いで募集要項を固めて、3月上旬に、全教室に案内を出しました。新潟では初の開催ということもあり、当初は教室や生徒、親御さんにも戸惑いもあったのだと思います。
なかなか、応募が集まらず、「参加者がどれくらいいるのか?会場に来てくれるのか?」とかなり心配な毎日が続きました。
そこで、開催直前に近隣教室の生徒へ直接電話してみて、大会の内容をお伝えしてみたところ、「それならできそう。楽しそうだし、参加してみよう」という方が増えました。ちらしやポスターを教室に設置したものの、「すごく高度なロボットでないと参加できないのでは?」「教室に入って間もないので、大会に出てもいいのかしら?」など、情報が伝わらず、二の足を踏んでいた子どもや親御さんもいたようです。

初めてのロボット体験.jpg
Q:大会当日に思わぬハプニングがありましたか?

A:「初めてのロボット体験」ですが、事前では6名の予定が入りました。6名で時間配分を考えて当日に臨みました。ところが、当日になっての飛び入り参加希望が多く、気が付けば14名もの希望が入りました。予想外の人数に、司会と急遽の打合せやスタッフ全員で大会のタイムスケジュールとにらめっこしたりで、うれしい悲鳴でした。でも、参加したお子さまの笑顔を見ると、とても嬉しい気持ちになります。

続いてアイデアコンテストが始まりました。
今回も見るからにアイディア一杯のロボットが演台の上にあがり、「どんなロボットなのか?」「どんな動きをするのか?」「どんな工夫をしたのか?」大勢の観客を前に、いよいよ発表の時間がきました。緊張を感じさせずに、堂々の発表が続きます。まさに日頃の成果ですね。会場からは大きな拍手が鳴りやみません。

アイディアプレゼン.jpg


赤塚 隆斗君の作品と発表です。・.............................................................................................................................................................................................................................................・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


アイディアプレゼン3.jpg

羽田 遥奏さんの作品と発表です。

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赤塚隆斗君表彰.jpg羽田遥奏ちゃん表彰.jpg

 

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最後に、ちょっとしたサプライズを用意しました。
大会参加のお子さまをサポートした教室の先生にステージにあがっていただき「表彰式」を行いました。
この大会の主旨や概要をお子さまや親御さんに伝えていただき、大会に出すロボット作りやプレゼンの練習、更に当日の参加者のフォローと、準備から大会当日までたいへん寄与していただいた3教室です。

表彰は、両津教室、新潟新和教室、新潟中山教室の3教室  

3教室表彰.jpg

最後は全員での記念撮影をしました。
大会は、違う学校、違うロボット教室の学年も様々な子どもと知り合うことができ
ここのところコロナの影響もあり、人前で発表するという機会が少ない中
貴重な体験となったようです。

記念撮影全員3.jpg

このスペシャル地区イベントは、新潟を皮切りに東京、名古屋、大阪、福岡、仙台、広島と全国各地で開催しました。どの地区も子どもたちのアイデアが一杯つまったロボットが登場し、驚きと感動、大きな笑顔があふれる大会となりました。


更に、全国大会のご案内
【第13回ヒューマンアカデミーロボット教室全国大会】は、東京大学・安田講堂にて、8月26日(土)に開催されます。
未来を担うロボットクリエイターたちが、東大へ集結する8月26日。審査委員長を務めるのは、ヒューマンアカデミーロボット教室アドバイザー・高橋智隆先生。乾電池CM「エボルタ」、組み立てロボットキット「週刊 ロビ」、ロボット電話「ロボホン」、ロボット宇宙飛行士「キロボ」 など多数の代表作が存在します。
高橋先生は毎回、本大会の審査を通じて、お子さまたち一人ひとりの創意工夫を認めたうえで、多くの才能を感じてくださっています。そして、近い将来、高橋先生のような日本の未来を担うロボットクリエイターに成長することを、楽しみにされているそうです。
小学校でのプログラミング教育の導入や、社会におけるIT技術の向上、DX。お子さまたちに必要な教育や知識、技術などは、日々発展しています。
そんな新しい技術を使って未来を変えていくであろう小さな技術者・クリエイターたちが、各地区大会や、東大に集まります。東大での全国大会の戦いの様子は、YouTubeチャンネルにてライブ配信を予定。ぜひ、お子さまたちのあふれる才能をご覧ください。彼らが活躍できる未来は、とても明るくて頼もしいと感じられることでしょう。

【第13回ヒューマンアカデミージュニア ロボット教室 全国大会 開催概要】

大会日時2023826日(土)10:1517:00(予定)

会場:東京大学 安田講堂

ライブ配信:公式YouTubeチャンネル「ヒューマンアカデミーこどもちゃんねる」にてリアルタイムで配信

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