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専門校教育

前例のない「女性初のNPBトレーナー」への挑戦 ーヒューマン国際大学機構×総合学園ヒューマンアカデミースポーツカレッジ 卒業生紹介ー

 ヒューマン国際大学機構(HIUC)は、1990年の開校以来、「国際社会で活躍する人材の育成とグローバル人材を一人でも多く世の中に輩出したい」という信念のもと、世界に100校以上ある提携大学の支援を受け、約5,000名以上の学生を海外大学へと送り出してきました。今回は、自分の夢を成し遂げた数多くの卒業生の中から、一つのエピソードをご紹介します。

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林優衣さん

横浜DeNAベイスターズ                                                           ハイパフォーマンスグループ一軍S&C(ストレングス&コンディショニング)担当

2014年 スポーツカレッジ米国大学プログラム専攻 卒業 (現:海外大学留学プログラム専攻)                                    2014年 ネブラスカ州立大学カーニー校 NATA-ATCプログラム専攻 入学                                               2020年 横浜DeNAベイスターズ S&C担当として入団

やりがいは『選手の成長を肌で実感できること』

 現在、横浜DeNAベイスターズでウォームアップやコンディショニングラン、ウェイトトレーニング等のメニュー作成や指導がメインの仕事になります。またSCの中でも特に機能改善のエクササイズや、リハビリ選手の実践復帰までのウェイトトレーニングのメニュー作成などを重点的に担当しています。

 この仕事のやりがいは、『選手の成長を肌で実感できること』だと思います。その中で選手の活躍のために自分が何をできるかと試行錯誤している中で自分自身がトレーナーとして技術や知識、経験が上がっていることを自分自身が感じることができることもやりがいの一つです。

外国人選手と日本人同士の会話と同じテンポでコミュニケーションとることができています。

 球団には、英語を話す外国人選手が数名いるので、その選手たちと通訳を介さず、日常会話やさりげないコミュニケーションを直接、日本人同士の会話と同じテンポでとることができるのでプラスになっていると思います。

 また、選手たちのために試行錯誤をする中で英語の論文や資料、動画など勉強材料として使うことができています。

前例のない「女性初のNPBトレーナー」への挑戦

 NPBトレーナーへ挑戦した理由は、大好きな野球に関わって働きたいということが大きかったと思います。もともと高校卒業後の進路は日本の大学に進学する予定でしたが、高校野球でのマネージャーの経験から選手を直接的に支える仕事をしたいと思った時に、ヒューマンアカデミーからNATA-ATCの資格のことを教えてもらいました。NPBでトレーナーを目指すには何か特別な武器をつけなければとの気持ちでNATA-ATCの取得、アメリカ留学への想いが強くなり目指すことにしました。

 同時に、親や学校の先生を説得して、高額の学費を払ってもらってアメリカの大学進学をするので、簡単に諦められないなとも思いました。

 達成するのに簡単・難しいはあっても、今までいろいろなことが現実になってきた世界があると思うと、前例がないから不可能と思うこと自体がナンセンスだなと思ったので、諦めることはやめようと心に決めていました。

 可能性はゼロじゃないと思ったらやりたいことならあきらめちゃいけないと思います。

HIUCで学んだ大きかったのは英語のレポート(小論文)の書き方

 HIUCでは、英語でコミュニケーションを取る中で話し方や、リスニング力も上がりましたが、一番大きかったのは英語のレポート(小論文)の書き方を教えていただけたことが、すごく良かったところだと思います。他のところから来た方や自分で留学してきた方などは最初にレポートをどのように書くかという問題に直面し、どう書いてよいかわからないという不安がある人もいましたが、そこの不安はなかったので、とてもよかったかなと思います。

総合学園ヒューマンアカデミーでスポーツトレーナーになる上での基礎を学ぶことができた

 総合学園ヒューマンアカデミースポーツカレッジでは、スポーツトレーナーになる上でとなる解剖学や生理学などを日本語で教えていただけたので、留学先の授業でもわかるシチュエーションがいくつかありました。とくに英語力がないときには役立ったと思います。

現地の授業はすごく実践的で現場でも使いやすい授業

 ネブラスカ州立大学カーニー校での授業では、解剖学など、実際に解剖して筋肉・脂肪・内臓などを目で見て学ぶことができたので、すごく実践的で現場でも使いやすい授業内容だったと思います。
 また、基本的には2年生から4年生までの毎学期、大学スポーツをサポートすることが授業の単位になっているため、単位数にそってスポーツ現場で学べる日本にはない印象的な授業でした。

今後は、心理的な面などにも言葉遣いなど含めてアプローチできるトレーナーへ

 トレーナーとしての知識や技術の向上はもちろん継続してやっていきたいですが、選手のモチベーションを上げることや、勝つために必要な心の準備など心理的な面などにも言葉遣いなど含めアプローチできるトレーナーになりたいなと思っています。

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