専門校教育
ファミ通×ヒューマンアカデミー タイアップイベントで伝えたい「学び」
総合学園ヒューマンアカデミーのゲームカレッジにて2020年12月から2021年2月にかけて「ファミ通×ヒューマンアカデミー」と冠して実施をしてきたタイアップイベント。第一弾から第三弾まで株式会社KADOKAWA Game Linkage(カドカワゲームリンケージ) ファミ通グループ代表の林克彦氏とゲーム会社で活躍をされるプロのクリエイターの方々との対談形式で実施しました。第一弾ではプラチナゲームズ株式会社の田浦貴久氏、第二弾・第三弾では株式会社バンダイナムコの原田勝弘氏に登壇をいただき、「ゲームクリエイターとは、ゲーム業界のリアルな実情、仕事に求められるスキル・知識・マインド」というテーマで講演していただいた様子をご紹介します。
プロから「リアルを教わる」その意義とは
ゲームカレッジにおける学ぶ面白さは「なりたい自分になれる」、そのための学習にあります。
なりたい自分は多くの場合、夢や理想の先にあり、しかし仕事として活躍をしていくためには、理想とするスキルや知識だけを身につけるだけではなく、いまの業界をとりまく「リアル」にも目を向けていく必要があります。
本イベントでは第一弾では田浦氏にゲームクリエイターという仕事内容や職場環境、第二弾では原田氏に、ゲーム企画の「建前」と「リアル」についての話をしていただきました。
昨今、ゲーム企画に必要な知識は学校だけではなく、書籍やインターネットを通じて学べる機会が増えている中で、第二弾の中で原田氏は「それらはどれも、概ね間違いではないと思います。とはいえ、そうしたノウハウは時代とともに変化するものなので、厳密にいうと正解、不正解で分けられるものでもありません」とコメントをされ、そこで必要になってくるのが"建前"と"リアル"の使い分け......とも話をされました。
また同講演中、ビジネスモデルがゲームの仕様を決定付けている顕著な例についての話の際に林氏は「自分がいま遊んでいるゲームや、ヒットしているゲームについて調べて、それがどういったビジネスモデルで開発されたのかを調べるだけでも勉強になりますね」と提案。原田氏も「仕様を理解するうえでいい方法」と同意を示され、これから業界を目指す方々の足がかりになるような内容を多く語ってくださいました。
ゲームカレッジではこれまでも積極的に業界で活躍をしている現役プロを招いたタイアップイベント実施しており、こうした「学生が目指す先にいるプロの口から語られる生の声」があってこそ地に足をつけた学習を提供することができ、ゲームカレッジが目指す「実践教育」につながっていくと考えています。
人生の分岐点になるからこそ、考える場を提供したい
また本イベントの第三弾では、卒業生の市川さんは入学前に分岐点があったとご自身の話をしてくれました。
市川さんは元々プログラマーを志望しており、その理由として「ヒューマンアカデミーに来るまでゲーム業界にはプログラマーしかいないと思っていた」と入学前を振り返られます。分岐点になったのは、実際に入学をする前に先生と話をする機会の中で、これまでの経験やコミュニケーション能力からプランナーをやってみてはどうかとアドバイスを受け、「ゲームを面白く設計をするというのは自分のやりたいことかもしれない」と思うようになってプランナーを目指したと語ってくれました。
総合学園ヒューマンアカデミーでは学生にとって人生の分岐点になることが多いからこそ、ゲームカレッジでは体験授業や説明会のほか、今回のようなタイアップイベントを通してさまざまな人の話を聞く機会を増やし、本当にやりたいことを目指していただきたいと考えています。
入学してからだけじゃない、入学前の学習に対する考え
イベントを実施する理由にはもう一つ、「入学前からの学習機会の提供」という目的もあります。
専門分野の学習だからこそ高校生など若年のうちに触れる機会は少なく、それが進学や業界、就職に対する不安にもつながることが多くなります。総合学園ヒューマンアカデミーでは早期から業界やプロの目線に触れる機会や、専門スキルや知識に触れる機会を増やすことで世界を広げ、不安を憧れに変えることで「学びの面白さ」を創造していく機会を提供しています。入学前からも学びの場を提供していくことはリカレント教育の一種でもあり、これらすべてがゲームカレッジの目指す「Edutainment」となるのです。
以下よりファミ通タイアップイベントのアーカイブ動画をご覧いただけます。
【第一弾】https://youtu.be/4VKuO2-tYy0
【第二弾】https://youtu.be/niZfL6RN0xg
【第三弾】https://youtu.be/3LTom48mTF0