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リカレント教育

理系・文系、経験の有無は関係なし。『ITって面白い』の気持ちがすべて

 ヒューマンアカデミーは30年以上前にどこよりも先駆けて「人工知能学科」を設立しました。それから、時代の動きに合わせ、コンピュータビジネスやゲームプログラム、CG、アニメーションなど、さまざまなカレッジを開講し、20194月にITカレッジを新設いたしました。この記事では、ITカレッジ佐藤治夫学園長より、本カレッジが目指す「edutainment」や想いについてご紹介いたします。

ITカレッジ誕生の背景とは

 2008年に日本でスマートフォンが登場してから10数年、私たちの暮らしは、クラウドやSNS、スマートスピーカーやIoTARVR、キャッシュレスなどのデジタル技術によって、より速く・より大きく変化し続けています。このようなデジタルソリューションによる社会の大きな変革を、「DX=デジタルトランスフォーメーション」と呼んでいます。

 DXが注目される中、「Society(ソサエティ)5.0」にも視線が集まっています。これは、日本が目指すべき未来社会の姿として提唱されたもので、「サイバー空間とフィジカル(現実)空間を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題を両立する、人間中心の社会(Society)」を目指すものとして、国が力を入れています。

 20年前と現在で、社会がITによって、様変わりしているように、これから20年後にも想像をはるかに超える世界が広がっていることでしょう。記事を読んでいただいている皆さまも、もしかしたら日本有数の技術者になっているかもしれません。あるいは世界で活躍しているかもしれません。大切なのはITやプログラミングが『好き』という気持ち。ITの力で世の中は確実に変えられます。それを「面白い!」と感じられる人であれば、コンピュータに触れたことがない初心者であっても、必ず成長していけるものです。「知識より技術」という社会の要請にこたえ、誕生したのがITカレッジです。

「知識にのみ」力を入れる今までのスクールのあり方に危機感

 その一方で、IT業界を志して学び、プロとなった若者の中には、かなり早い段階でこの世界を去っていく人も多いという事実があります。企業が求めるスキルと、学んできた内容にギャップがあることがその大きな理由です。そこで私たちは、実際のIT企業が新入社員研修で行っている内容をベースにして、カリキュラムや指導方法を考えました。基礎を徹底的に身につけること、失敗と成功を数多く経験すること、仲間と協力し合って成し遂げる苦労と喜びを経験することなど、IT企業が真に必要とするスキルを高めるためのプログラムを、とことんリアルに追求していきます。

大切なのは徹底的に基礎を学ぶこと。基本技術をマスターすれば活躍できる

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 就職や資格取得はもちろん大切ですが、それはゴールではなく、スタートラインです。ITカレッジはプロとして成長し続けるための基盤を身につけることを最優先とし、IT業界で活躍するための"パスポート"の役割を果たす教育機関あることを、ここに宣言いたします。

佐藤治夫 ITカレッジ学園長

 東京工業大学理学部数学科卒業。ITエンジニアとしてコンビニ、アパレル、保険、銀行、人材派遣など様々な業界のシステム開発を手掛け、現在は株式会社クレスコ社外取締役、ユーザー系企業・顧問 情報コンサルティング、IT系企業・顧問 事業戦略策定コンサルティングを兼務。「ダメなシステム屋にだまされるな」(2009年日経BP)など、IT関連の著書も多数。

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