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美尻トレーナー岡部友さんが語る女性らしいボディメイクの秘訣 〜スポーツニュートリション・アドバイザー講座特別セミナーレポート〜

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コロナ禍を契機にライフスタイルや生活の意識が変化し、世界中でサプリメントやプロテインといった「栄養を補助する食品」や「特定の機能を持つ食品」を指す「スポーツニュートリション」への注目が益々集まっている昨今。

ヒューマンアカデミーでは、アミノ酸やタンパク質などの栄養学の基礎からサプリメントの活用方法のほかに、「心と身体を健康的に保つための方法」や「ライフステージによる違い」を身につけて、実生活だけでなくエクササイズやトレーニングにも役立てる内容を学べる「スポーツニュートリション・アドバイザー講座」を新規開講しました。

本講座の開発者であり、コンディショニングトレーナーの桑原弘樹先生は、江崎グリコ株式会社に入社後、スポーツサプリメント「パワープロダクション」の事業を立ち上げるなど、早くからスポーツニュートリションに着目し尽力を注いできたパイオニア!

去る2021年10月14日、スペシャルゲストに美尻トレーナーとして活躍する岡部友さんをお招きし、特別セミナーを実施しましたので、その様子をレポートとしてお届けします!

「痩せる」ではなく「どこに筋肉をつけるか」が、女性らしい体作りのコツ

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特別セミナーは、桑原先生と岡部さんのトークショーというかたちで開始。「日本の女性に自信をつけたい」との想いで、フィットネストレーナーを始めたという岡部さん。女性らしいボディメイクを見つけるまでは試行錯誤の日々だったと言います。

―桑原先生
岡部さんは、全身のトレーニングを指導されていますが、やはり「お尻」トレーニングのイメージが強いのかなと。今回は、日頃どのようなエクササイズをされているのか、実践されているライフスタイル、また女性のダイエット感についても、プロの視点から聞いてみたいなと思っています。ずっと海外で勉強されていたのですか?

―岡部さん
大学から海外のスポーツを専門にした学科で学びましたが、帰国してから、日本の女性に自信をつけられるトレーニングを考えたいと思い、フィットネストレーナーの道に入りました。例えばダイエットの話をしても、良い骨格にみえる人・みえない人がいますよね。それは、痩せて脂肪を落とすだけでは解決できないものがあるのではないかと疑問に感じ、減量ではなく「筋肉をどこにつけたら良いのか」に考えが至りました。

特に女性らしい体を作るには、ウエストよりヒップを出すボディラインが大切になってくるので、そこからお尻を鍛えるにはどうしたら良いだろうと。でも、スクワットをするとお尻だけでなく脚にも筋肉がついてしまう。そこで、お尻に特化したエクササイズである「ヒップスラスト」にたどり着いたんです。

...セミナーが始まる前まで、「ヒップトラスト」は岡部さんが開発したトレーニングだと思っていたという桑原先生。岡部さんに伺うと、歴史のあるものなのだそう。

―桑原先生
海外で学ばれて、アメリカ人と日本人の違いや女性特有のボディに対する課題を研究されて、お尻のトレーニングに行き着いたとは、とても深いですね。

―岡部さん
自分の中に「遺伝克服!」が目標としてあります。例えば、腰仙角(ようせんかく)という尾てい骨の角度が、アジア人をアフリカ・ラテン人と比較すると15度も違うんですよ。あのお尻の上がり具合は、もともと生まれ持った骨格によるものなので、女性のボディメイクを考えると、私たちはより大臀筋を鍛える必要があります。

そこで「ヒップスラスト」ですが、当時はまだ教科書でさえ方法が掲載されていませんでした。自分の枕を恥骨の上にクッションとして置きバーベルを上げるといった環境で行いながら、お尻を起こす筋肉に効かせるよう、トレーニングノウハウを確立していきました。

―桑原先生
これからトレーニングする人は、どのくらいの重さからスタートすればいいですか。ヒップスラストのコツがあれば教えてください。

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―岡部さん
最初にトライするなら、実は重りもバーも必要なくて、お尻を上げている意識があれば、そこから変わっていきます。私が指導で一番注意しているのは、「インターナルキューイング=頭で何を考えて自分の動きを作っているのか」です。筋肉がどのように動いているのかを想像できるようになってから、器具を使うことがベスト。これは、どんなトーレニングでも同じです。

桑原先生
なるほど。例えば、最初はベンチに横たわってその感覚から学んでいくといいわけですね。僕はバーを上げて満足していた派なんですけど、年齢が上がるにつれてその方法を反省し、どこに効かせるか考えるようになったんですよね(苦笑)。

トレーニングだけでなく、何をどう食べるかもとても大切

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お二人のトークはトレーニングから一転して、こちらも体を作る上で欠かせない食事の話へ。岡部さんから食事面でのアドバイスをいただきました。

―岡部さん
これは私の考え方なのですが、人間は細胞で構成されており、さらに分子によって作られているので、細胞と分子が必要なものを摂取するように意識しています。

働いていたり、トレーニングしていたりすると体は酸性に傾くので、血中のpHを7.35に維持できるよう、そこから食べるものを考えています。例えば、お肉や魚は酸性。体内に取り入れるとpH7.35に戻そうとして体に負荷がかかるため、アルカリ性の野菜やオリーブオイルを一緒に食べるよう心がけています

―桑原先生
僕はサプリメントの開発に携わっていたこともあり、段々と歳を重ねる上で、体が強酸性に傾くことや、もっと言うと活性酸素に対しても気にするようになりました。いかに体の中の活性酸素を取り除こうかと考えると、それは抗酸化になるんですよね

―岡部さん
抗酸化はもっと大事!「運動」と「食べること」は体が酸化する行動なので、抗酸化の食べ物をちゃんと取るようにしています。でも小腸に吸収できないと意味がありません。「リーキーガット=腸漏れ」を説明したいのですが、小腸は細胞膜一枚分しかないので、些細なことでもその膜が大きくなると穴になり、異物が血中に流出してアレルギー反応を引き起こす原因になると言われています。

痩せる・痩せないにも腸は関わってきますが、まず栄養を吸収する小腸を改善していくことが大事。そのために私が取り組んでいることは、まず人工甘味料・調味料を取らないようにし、腸壁を修復してくれる成分が入っているボーンブロス(骨を煮込んでコラーゲンを抽出したもの)を飲んでいます。腸漏れは体が炎症していることなので、酸化に繋がり老けにもなりますし。そこを無くしていけば、自己の免疫力も上がりますよ。

...岡部さんはボーンブロス用に、グラスフェッドビーフの骨を電話で注文し、15時間ほど煮込んで作っているそう。抗酸化と腸漏れを起こさないことが免疫アップの鍵のようです。

―桑原先生
ボーンブロスは、よっぽど意識が高くないと真似するには難しいですよね。身近なもので何かありませんか?

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―岡部さん
まずは腸内を攻撃するトランス脂肪酸や人工的な食べ物を止めることが大事です。ボーンブロス以外だと、海藻のフコイダンというネバネバの成分があるモズクがおすすめです。でも付属のタレは人工甘味料なので、そこは気をつけてくださいね。

―桑原先生
人工甘味料だけでなく、成分の含有量も最低限チェックする必要があるかもしれませんね。健康のさらなる上を目指すには、私たち消費者も賢くならないと

スポーツニュートリション・アドバイザー講座では、成分の理解や栄養素の知識を深めるための情報もお届けしているので、ぜひそこも学んでいただければと思います。

運動と栄養の両面から健康的なライフスタイルを作る

健康を維持し動ける体作りやアンチエイジング意識の高まりによって、身近になったさまざまなトレーニングや、サプリメントなどでの栄養管理。これらの正しい知識や体のメカニズムについて学べることは、運動・スポーツだけでなく日々の生活にも大いに役立ちます。

スポーツニュートリション・アドバイザー講座では、今回の岡部友さんのようなスペシャルゲストをお招きしたオンライン特別セミナーを毎月開催しています!ぜひご参加ください。

スポーツニュートリション・アドバイザー講座とは?

▲桑原先生からのスペシャルコメント付き動画を公開中!

栄養の基本からスポーツニュートリションの知識に加えて、ダイエット・アンチエイジング・疲労回復についても学ぶことができます。目的にあったスポーツニュートリションを身近な人に助言できるようになるので、「健康」についての総合アドバイザーとしてもスキルが身につきます。受講後には、スポーツニュートリションアドバイザーの資格を取得することが可能です。また、2021年10月よりスペシャルゲストをお招きした特別セミナーを毎月開催中。

★次回のスペシャルセミナー★
12月23日(木)20:00~21:30開催
【特別開催】押尾川親方に聞く! 「角界における身体づくり今昔物語り」セミナー

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