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REPORT&INTERVIEW AI時代に必要なスキルがわかった!AI入門講座を体験したら未来がみえた

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突然ですが「皆さんAIに対してどんなイメージをもっていますか?」
筆者のイメージは、
「理系の人が勉強するもの」
「頭のいい人が使いこなすもの」
といったもので、ライターという文系人間の自分には縁がないものだと思っていました。

近い将来AIに自分の仕事が取って代わられる!?

しかし、縁がないとは言っていられない状況が。最近耳にしましたが、「AIに奪われそうな職種と奪われにくい職種」があるらしく、なんとライターという仕事もAIに奪われそうな職種の一つのようなのです。
AIがもたらす未来に不安を感じてきたので、色々と調べていたところ「初めてでもできる・わかる体験型AI入門講座」なるものを発見。しかもプログラミングのスキルがいらない!とのこと。不安払拭のために体験セミナーを受講してみることにしました。

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今回受講したのは、ヒューマンアカデミーが主催する「AI初心者のためのハンズオンセミナー」。4月から開講される「初めてでもできる・わかる体験型AI入門講座」の概要が体験できる内容になっています。

講師は最先端のAIロボット開発者である古田貴之先生と保坂謙史郎先生。

古田先生は千葉工業大学未来ロボット技術研究センター(fuRo)の所長を務め、世界で初めて人工知能を搭載したロボットを開発するなど、人工知能をプロダクトに実装している第一人者。保坂先生は株式会社ワークロボティクス代表取締役で、国内外のAIサービスの企画開発を手掛けています。

まさにAIサービスを企画・開発する最先端のお二人から学べる貴重な時間。先生は本当にすごそう。だけど、1つ不安が。

「本当に文系の自分でも講座についていけるのか??」しかも目の前には見慣れないロボットが。「難しそうだな、ちょっと場違いなところに来てしまったのでは?」という想いを抱きながら、講座がスタート。

意外にシンプルなAIの仕組み、手を動かしながら体験できる

はい、予想を裏切られました。文系の自分でも内容に全然ついていけました。しかも面白い!お堅い話かと思いきや、テンポとリズムの良い語り口でわかりやすくAIついて説明してくれます。

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市販のAI応用製品であるロボット掃除機を分解してAI機器の仕組みを解説。ロボット掃除機の基本的な構成はコンピューターとセンサーとモーターの3つ。センサーが目の役割をして察知する、コンピューターで考え、モーターで動く。だから壁があっても察知して、動きを変えることができる。世の中の人工知能を使ったものはすべて同じ原理でなりたっているとのこと。センサーが段差や壁などを感知するんですが、意外に原始的なものが使われていることに驚きました。最先端のAI機器と言いながら、実はコンピューターや駆動部以外に入っている主な部品は「赤外線センサー」と「スイッチ」くらいなんです。AI機器はもっと難しい仕組みでできていると思ったので、意外にシンプルで驚きました。

センサーがカメラだったら顔認証する。センサーがレーザーセンサーだったら自動操縦する。
例えば電車の自動ドアなども同じ仕組みが使われているそうです。
分解してみることで仕組みがわかってくるので、AIへの興味がより高まりました。
本講座では、さらに詳しく説明してもらえるみたいなので楽しみですね。

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次は、手を動かして、AIを体験することに。用意されたロボットを起動して、ログイン。そしてプログラムを入力して、動かしてみるという手順で実行していきます。

プログラムと聞くと難しそうですが、プログラム自体もコピペでできるように準備されていて、難なくクリアできました。

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自分が入力したプログラムでロボットが動き出すのには感動です!この技術を応用することで、世の中の様々なAI機器が動いているそうです。

先生が大事にしているのは、「手を動かし体験する」ことからはじめて、そのあとに「内容を理解する」ということ。この実習も手を動かしながら体験することでしっかり内容を理解することができました。

AIの世界が垣間見えた楽しい講座

1時間30分の講座があっという間と感じるほど、楽しい時間でした。受講生が講義内容についてきているか先生がしっかり確認してくださるので、安心して受講できたのが良かったです。

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なんと先生にインタビューの時間がもらえることに。せっかくなので筆者自身が思っていたAIに対する不安をぶつけてみることにしました。

―筆者
AIと言えば理系の人が学ぶというイメージがあります。文系の人が学ぶことの意味はどのようなものなのでしょうか?

―古田先生
この世の中は技術者が技術を語っていたらイノベーションは起きません。これからこの世に今までにないサービスやAI機器を出すにあたって、一番重要なのは技術ではないんですよ。技術はただのツールです。それを使いこなし、ちゃんと企画を考える文系的な頭が必要です。文系センスのあるみなさんが理系の技術を使いこなすことが大事なんです。

プログラミングの知識やスキルは必須?

―筆者
4月から開講される「初めてでもできる・わかる体験型AI入門講座」は全24回の講座となるそうですが、高度なプログラミングの知識やスキルは要求されるのでしょうか?

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―古田先生
全く必要ないです。むしろなんの知識もない人にやっていただきたい。そこにこそ未来があると思います。
この講座で身に付くのは、ただの技術やAIではありません。この世の中でイノベーティブなサービスとかモノを作るためには、どうプロジェクトを動かすか、交渉術、プレゼンテーションの仕方、物の考え方、そういったところが大事です。もちろん表題通りテーマであるプログラミングやAIもやりますけど、それより深いところが学べます。

グランドデザインができる人が必要

―筆者
今後求められるAI人材について教えてください。

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AIの技術者は余るほど出てきますよ。AI人材というのはAIの技術を組み合わせ、繋ぎ合わせてモノを作る人。
例えるならば、オーケストラも今、チェロやバイオリンや楽器の奏者はたくさんいます。ただ指揮者がいない、楽譜がない、曲がない。つまり作曲家であり指揮者、これを作りたい。この講座でグランドデザインができる人、未来を作れる人を作りたい!それが求められるAI人材です。

これからは人間の生活をAIがサポートする社会に

―筆者
今後、AIによって社会がどのように変化するのか教えてください。

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―保坂先生
人間の生活をより豊かにするといったところをAIがサポートします。
人間の仕事をAIが奪ってしまうという印象もありますが、奪ってしまうというよりも、単純労働をAIがやって、面白いことを人間がやるといった世界になっていくのかなと思います。

AIがもたらす未来は明るい

―筆者
AIがもたらす未来って明るいものでしょうか?

―古田先生
あまたあるこの世の全ての技術は人が作り、人が使うもの、人次第です。インターネットだってサイバー攻撃に使えば不幸なことになります。
AIを使ってこの世は良くなるに決まってますよ。これからはAIが人をサポートする時代です。

―保坂先生
明るくなると思いますよ。むしろ明るくするのがAIを使える人たちの役目だと思います。AIがどういったものかがわかっていれば、AIに対する恐怖心は生まれないはずです。不安を取り除くことができれば、未来は明るいんじゃないかなと思います。

まとめ:AI講座を受講して未来が見えた

AIに対して不安を抱いていた筆者も一回の講義で一気にAIとの距離が縮まったのを感じました。AIの基本的な仕組みがわかれば、どんな業種のサービス企画・開発にもいかせる。これから必要とされる人材になるためにも、そして自分の価値を高めていくためにも、もっとAIを学んでいきたい!という想いが強くなりました。

AI時代に必要なスキルを学びたいなら、最先端の先生から学べる「初めてでもできる・わかる体験型AI入門講座」に通ってみては?

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