リカレント教育
講座企画までするカウンセリング営業。Tech講座とオンライン化のイマ。
時代の変化に合わせて、柔軟に変化し続けてきたヒューマンアカデミー。最近はAI開発講座など、特にIT関連の講座は近年多くの新しい講座が生まれています。また、講座の内容だけでなく届け方にも変化が。講座や相談会のオンライン対応が進んでいます。今回は、そうしたフロント対応や講座企画を担うカウンセリング営業の藤田圭介さんに話を聞きました。
ITは誰にでも通用する。ターゲットは無限大。
大学を卒業し、実家の飲食チェーンをエリアマネージャーとして手伝ったあと、建築会社の営業として働いていました。営業の仕事は好きだったんですが、もっとたくさんの人と接したい。ヒューマンアカデミーのカウンセリング営業であれば多くのお客様のご対応をできると思い、転職しました。今は1年間に300人くらいと関わっていますかね。特に、受講生の人生相談・キャリア相談に乗れるのが私の喜びです。
まずは銀座校へ配属になり、研修や別部門の担当を経て、Web・プログラミング・AIといったIT系の講座の担当になりました。もちろん、それまでは専門外です。そのままではお客様に紹介できません。まずは社内受講制度で自ら学びましたね。プログラミングを学んで、実家のホームページを作ったのを覚えています。その時に、なるほどITって専門のエンジニアだけでなく、誰にでも役立つスキルだと実感しました。カウンセリング営業として、受講希望者に「こんなことができます」と実体験から紹介できています。
先日も実家がコロナ禍で新しくデリバリーを始めるというので、その特集ページも制作しまして。実際、最近は特にWebの需要が高まっていますね。
講座も営業も、オンラインで可能性が広がった。
現在、IT講座の受講生には、たとえば接客業や銀行にお勤めの方がいます。皆さん、AIの登場で近い将来に仕事がなくなってしまう、という危機感があるようで、そうした方にデジタル時代の新しいスキルを身につけてもらうため講座を届けるのが私たちの仕事です。だから校舎は新宿にありますが、場所に限定されるつもりはありません。オンライン受講にも対応していて、今では群馬や福島から参加されている受講者もいます。
オンライン化しているのは講座だけではありません。カウンセリング営業が行なっている個別相談会もオンライン対応が可能です。今では全体の4割ほどがオンライン相談。仕事が忙しかったり、校舎に来るのが面倒だったりと、これまで相談会を遠慮されてきた方々にも参加いただけているので、きっかけを広げるのにオンラインが役立っていますね。他にも講座でSlackのグループを作ったりと、授業以外でも受講生が先生や講座担当と直接気軽に話せる仕組みも出来上がっています。オンラインだとコミュニケーションが希薄になる不安を感じられる方もいますが、むしろ活発になっていますね。
営業だって講座企画。ゲームアプリに動画制作。
カウンセリング営業は新講座の企画も行うことができます。私も、これまでに何度も企画を実現してきました。ジュニアマネージャーになる前は予算や条件への配慮ができず、さすがに「銀座でドローンを飛ばす講座」は通りませんでしたが(笑)。
私のアイデアから新宿校で直近、開講した講座が、ゲームアプリ開発講座です。近年のゲーム熱の高まりを受けて企画し、校舎責任者の了承を得て、カリキュラム開発会社と一緒に講座を開発しました。もちろんいくら企画が通り、準備が済んでも、受講者が集まらないことには開講できません。幸いなことに受講者も集まり、企画から2ヶ月という短い期間でスタートすることができました。
後輩が出したアイデアでいうと、動画クリエイター講座が最近のものになります。ただ動画編集のツールやスキルを教えるのではなく、コンテンツを決め、撮影に行くところから講座で行うという他社にあまり例がない講座でした。IT講座の責任者である私と校舎責任者の2人ともすぐに乗り気になる、いい企画でしたね。やる気さえあれば、企画提案は1年目からできる仕事だと思いますよ。
営業はニーズを掴む仕事。だから企画ができる。
カウンセリング営業が講座を企画するのは、むしろ自然なことだと思っています。営業は現場で受講生や受講希望者、講師と接しているので、彼らのニーズを肌で感じることができますから。今、必要とされている講座を生み出せるのは、営業の力です。
そのためには、絶えずアンテナを張る必要があります。実際に触れ合う関係者たちの声に耳を傾けるだけでなく、IT関連のニュースには敏感になっておく。また、世間ではどんな講座が展開されているのか、他社の動きを観察する力も必要です。ニーズを掴み、他社の動きを知ることで、自社独自の人気講座を企画できる。営業部では毎日、情報共有の場としてショートミーティングを行なっています。
私はジュニアマネージャーとして、少し意地悪ですが後輩たちに企画をお願いすることはありません。ただ、「この間、生徒からこういう声があったね」「こういうニュースがあるけれど」と企画の種をヒントとして共有するだけです。それは、自分で考えて実現する力を身につけてほしいから。カウンセリング営業としてもちろんお客様に寄り添いながらも、ヒューマンアカデミーの未来を作ることのできるチャレンジングな方をお待ちしております。