STEAM教育
今日からできる!子どもの知的好奇心を高める3つの方法【こども総研しらべ】
お子さまが何に興味を持っているのかわからなかったり、勉強をイマイチ楽しめていなさそうだったりすると、不安になることもあるのではないでしょうか?今回は、今からすぐにでも取り組める、お子さまの知的好奇心を高めるために実践してほしい3つのことをご紹介します。
知的好奇心の意味は?
知的好奇心とは、さまざまなモノやコトに対する「知りたい!」という好奇心に、知識や理解を深めたいという気持ちが加わったものをいいます。
一般的に、知的好奇心は知識や能力に関係なく、どんなお子さまにもあるといわれていますが、お子さまがどんな分野に関心を持っているのかわからないと感じることもあるのではないでしょうか?
お子さまがまだ小さいうちは、知的好奇心が態度や行動から読み取れなくても、心配する必要はありません。幼児期から小学校低学年くらいのお子さまにとっては、あらゆる物事が真新しく感じられるものです。そのため、興味の対象は変わりやすく、何に関心があるのか、わかりにくいことも多々あります。さらに、言語も発達段階のため、自分の興味のあることを整理して、うまく言葉で伝えることが難しいという場合もあります。
ここでは、お子さまの知的好奇心を把握するためのヒントをご紹介します。
・興味のあるものをじっと見る
お子さま自身が、言葉で「もっと見てみたい!」「気になる!」と言わなくても、興味のあるものは無意識に目で追って観察しているものです。たとえば外を歩いているとき、お子さまが線路を走る電車に目を奪われていたり、道に咲く花に気を取られていたり。お子さまの視線の先に何があるのか観察してみると、意外な興味を発見できるかもしれません。
・興味のあるものに近寄ろうとする
「もっと知りたい」という気持ちは行動にも表れます。お子さまと買い物に出かけたとき、おもちゃ売り場にある乗り物に近寄ろうとしたり、急に売り場の前で歩くのが遅くなったりすることはありませんか?興味のあるものをじっと見るのと同様、些細な動作の変化からも、発見が得られることもあります。
知的好奇心は毎日の生活の何気ない発見や変化がきっかけで育まれていきます。お子さまの行動や態度の変化を察知して、知的好奇心を育むことが大切です。
知的好奇心を高めることのメリット
お子さまにとって、知的好奇心を高めるメリットは多くあるといわれています。ここでは、お子さまの成長に関わる2つのメリットをご紹介します。
・行動力が身につく
知的好奇心が高いと、自分で理解を深めたいという探求心が生まれるため、自ら積極的に行動する力が身につきます。たとえば、プログラミングやコンピューターなど、一般的には難しそうに感じられることでも、お子さま自身が知りたいという気持ちを持っていれば、図書館へ参考書を探しに行ったり、プログラミングを体験してみたり、自発的に行動することができます。
・勉強が楽しくなる
自分が知らないことを知りたいという気持ちが高まれば、自然と勉強が楽しくなります。わかるまでとことん調べ解決することで得られる喜びやひらめきが、「もっと学びたい」という意欲に繋がっていきます。勉強が楽しくなることで日々の宿題も苦になることなく、学校が楽しい場所になることでしょう。
知的好奇心を高めることで得られる行動力や、勉強に対するプラスな感情は、お子さまが成長されてからも学校や家庭など、さまざま場面で役に立つ力になるでしょう。
知的好奇心を高める3つのポイント
お子さまの知的好奇心をさらに引き出すために、保護者のみなさまに意識してほしい3つのことをご紹介します。
1.興味を持つきっかけを作る
さまざまな物事に興味のアンテナを広げる機会をつくることで、知的好奇心を刺激することができます。たとえば、子ども向けの図鑑や新聞は、普段の生活では得にくい新しい情報や細かい情報がたくさん載っているため、じっくりと興味や関心を広げていくことができます。お子さまと一緒に読みながら、わかったことやもっと知りたいことなど、感想を聞き出してみるのもいいですね。
2.子どもと一緒に「なぜ?」に向き合う
自分で気づいたことや感じたことを「もっと知りたい」という気持ちがあれば、お子さまは一番身近な大人に尋ねがちです。そんなときこそ、知的好奇心を伸ばすチャンスです。
お子さまからの「なぜ?」に対して親がすべて回答するのではなく、逆にお子さまに質問をして考えてもらう機会をつくりましょう。もちろん、お子さまが自分自身で答えを見つけられなそうな場合は、ヒントを出しながら一緒に考えると知的好奇心を伸ばす良いサポートになります。一生懸命考えたり調べたりした結果「わかった!」と思うことが、知的好奇心を育てていく種になります。
「なぜ?」を考えるきっかけになる声掛けの例
- 「どうしてそう思ったの?」
- 「お父さん、お母さんにも難しいから教えてほしいな。」
- 「一緒に考えてみよう!」
3.子どもの熱中することを応援する
お子さまが興味を示すものがあれば、保護者はあたたかく見守りましょう。保護者が応援してくれていれば、お子さまは安心して興味のあるものに打ち込むことができます。さらに、知りたいと思う気持ちを否定しないことで、お子さまの自信や自己肯定感を高めることにもつながります。
サポートの例
- 「すごいね!」「よく考えられたね!」など前向きな声掛けをする
- 興味のあるものを体験、探求できる機会を作る
- 親子や家族で一緒に取り組んでみる
サイエンスゲーツは知的好奇心を高めるのにオススメ!
ヒューマンアカデミーのサイエンスゲーツは、身近な科学現象をテーマにしたさまざまな科学体験を通して、子どもが理科や科学を好きになり、好奇心や探求心を育むことができる実験教室です。
サイエンスゲーツでは、小学校から中学校までの学習範囲を横断したさまざまなテーマを扱うので、毎回新しい発見が得られ、さまざまなことに興味をもきっかけづくりの場になります。また、実験結果から得た発見に対して、自分の知識を総動員しながら「なぜそうなるのか?」と次の仮説を立てたり、さらに考えを深めたりすることができます。
さまざまなことに興味を広げつつ、じっくり「なぜ?」に向き合うことができるので、知的好奇心を高める習い事としてもオススメです。全国に体験教室があるので、まずは体験授業に参加してみてはいかがでしょうか?お近くの教室はこちらをご覧ください。
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※本記事は「ヒューマンアカデミーこども教育総合研究所」に掲載された記事を一部再編集しています。当サイトの内容、テキスト、画像、イラストなど無断転載・無断使用を固く禁じます。